「Gemini を使ってはいるが、ChatGPTと同じような使い方しかしていない」 「Google のサービスと連携できると聞くが、何ができるのか分からない」
こうしたご相談をいただくことがあります。
Gemini の値打ちは、答えの質ではありません。Gmail・カレンダー・ドライブの中を見に行けることです。
この記事では、Google Workspace を使っている会社が、そのまま使える活用例を6つ紹介します。
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この記事で分かること
- Gmail・カレンダー・ドライブと、どうつなぐかが分かる
- 中小企業の実務でそのまま使える例が6つ分かる
- 連携するときに必要な設定と、その注意点が分かる
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まず、つなぐ
Gemini の使い方は2通りあります。
① 質問する → ChatGPT と同じ使い方 ② Googleの中を見せる → こちらが Gemini の値打ち
②を使っていない方が多いのですが、ここが本題です。
つなぎ方
1 gemini.google.com を開く 2 下の入力欄に「@」を打つ 3 一覧から、使いたいアプリを選ぶ
Google公式には、こう書かれています。
Gemini が利用するアプリを指定したい場合は、@ でメンションしてアプリを選択します。選択したアプリが連携していない場合は、自動的に連携されるか、連携する許可を求められます。
@を打つだけです。設定画面を開く必要はありません。
つなげるもの
Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダー、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Keep、地図、YouTube など。
接続や解除は、設定の「アプリ連携」からいつでも変えられます。
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中小企業での活用例6つ
① ドライブの中身を、中身で検索する
一番効果が大きい使い方です。
Googleドライブの検索は、基本的にファイル名で探します。中身までは見てくれません。Gemini なら、ファイルの中身を読んで探します。
@Googleドライブ 取引先A社に出した提案資料を探して、内容をまとめてください。
「あの資料、どこかにあったはず」という状態で使えます。ファイル名を思い出せなくても構いません。
② メールを探して、要点をまとめる
@Gmail 先月やり取りした、B社との納期に関するメールを探して、 何が決まったかをまとめてください。
メールを1件ずつ開いて読み返す作業がなくなります。
③ 会議の日程調整
カレンダーを見て、空いている日時の候補を出します。
@Googleカレンダー 来週で、2時間空いている日時の候補を3つ出してください。
さらに、そのまま予定の登録と、Google Meet のURL発行までできます。
その候補のうち、水曜日で予定を作ってください。 Meet のURLも付けてください。
④ スプレッドシートのアンケートを分析する
顧客アンケートや社員アンケートの自由回答欄。そのまま渡して、分類させます。
@Googleスプレッドシート 「顧客アンケート2026」の自由回答欄を、内容ごとに分類して、 多い順に並べてください。件数も出してください。
結果を、そのままスプレッドシートに書き出すこともできます。
⑤ Gem(自分専用のAI)を作る
Gem は、自分専用のAIチャットボットを作る機能です。毎回同じ指示を書いている作業があれば、Gem にしておけます。
使い方 1 左のメニューから「Gem マネージャー」を開く 2 「Gem を作成」を選ぶ 3 名前と、やってほしいことを書く 4 参考にする資料があれば、読み込ませる
一度作れば、あとは短い指示を打つだけで、毎回同じ形式・同じ書き方で返ってきます。
作る例 ・メール返信の下書き(自社の言い回しに合わせる) ・提案書のたたき台(過去の提案書を読み込ませる) ・議事録の整形(決まった項目に沿ってまとめる)
指示文を考えるのが難しい場合は、Gemini本体に相談してから作れます。「こういうGemを作りたい」と伝えると、指示文を書いてくれます。
⑥ 契約書をドライブに入れて、横断で調べる
契約書をPDFにしてドライブに保存しておけば、まとめて調べられます。
@Googleドライブ 契約書フォルダの中で、今年更新期限を迎えるものを教えてください。
1件ずつ開いて確認する必要がなくなります。
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連携で注意すること
「アクティビティの保存」がオフだと、使えません
ここは知っておいてください。Google公式に、こう記載があります。
[アクティビティの保存] がオフになっている場合、gemini.google.com、iOS デバイス、スマートウォッチではアプリ連携を利用できません。
つまり、入力内容を学習に使わせない設定にすると、連携も使えなくなります。
結論から言うと
会社で使うなら、Google Workspace のアカウントを使ってください。
Google Workspace のアカウント 設定は管理者が管理します。 法人向けプランでは、入力内容の扱いが個人向けと異なります。 → 連携を使いながら、扱いも会社の管理下に置けます 個人アカウント 連携を使うには、オンにする必要があります。 → その場合、扱う情報を選んでください
個人アカウントで、会社の資料をつなぐのは避けてください。連携の便利さと、情報の扱いが両立しません。
Google Workspace を契約していない場合は、連携を使わずに質問だけで使うという選択もあります。
見えるのは、自分が見られるものだけ
連携しても、自分にアクセス権がないファイルは読めません。共有されていない他人のドライブは見えません。
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向いていない使い方
① Googleを使っていない会社
Microsoft 365 を使っている会社なら、Copilot のほうが噛み合います。連携先がないと、Gemini の値打ちが出ません。
② 一度きりの作業
指示を書く時間のほうが、自分でやるより長くなります。繰り返している作業から始めてください。
③ 数字の正しさが決定的な作業
請求金額や決算数値など、間違えられないもの。必ず自分で照合してください。
④ 共有ドライブへの書き込み
共有設定によっては、ファイルを書き出せない場合があります。自分のドライブで作ってから移す形になります。
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入れてはいけない情報
連携を使う場合、Gemini はあなたのGoogleアカウントの中を見に行きます。だからこそ、次の点を確認してください。
✗ 個人アカウントで、会社の情報を扱う ✗ パスワード・APIキーなどの認証情報を打ち込む
会社のアカウントで使ってください。
個人アカウントの Gemini は、入力内容の扱いが個人向けの規約に従います。詳しくは別の記事に書いています。
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よくある質問
無料でも連携できますか
できます。ただし、1日に使える回数などに制限があります。
会社のアカウントでも同じですか
設定は管理者が管理します。連携が使えるかどうかは、会社の設定によります。情報システムの担当者にご確認ください。
@を打っても、アプリが出てきません
「アクティビティの保存」がオフになっている可能性があります。設定を確認してください。
他の人のファイルまで読まれませんか
読まれません。自分にアクセス権があるものだけです。
何から試すのがよいですか
ドライブの検索から試してください。「あの資料どこ」を1回やってみると、違いがすぐ分かります。
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まとめ
Gemini の値打ちは、答えの質ではありません。Gmail・カレンダー・ドライブの中を見に行けることです。
今日やること
1 gemini.google.com を開く 2 入力欄に「@」を打って、Googleドライブを選ぶ 3 探したい資料を、内容で聞いてみる 4 うまくいったら、Gmail とカレンダーもつなぐ
Google Workspace を使っていない会社では、この値打ちは出ません。その場合は、別のAIを検討してください。
社内のどの作業から手をつけるべきか迷っている場合は、AI活用のページからご相談いただけます。
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出典
- Google「Gemini アプリでアプリ連携を使用する」(2026年8月27日確認)
https://support.google.com/gemini/answer/13695044?hl=ja
