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AIはどれに課金すべきか|4つの違いと、課金しなくてよい場合

「Claude を使ってはいるが、毎回同じ前提を打ち直している」 「会社の書き方や、決まった手順を、そのつど説明するのが面倒」

こうしたご相談をいただくことがあります。

毎回同じ指示を打ち直しているなら、それを Claude に覚えさせてください。無料でもできます。

この記事では、覚えさせる方法と、中小企業の実務で使える活用例を6つ紹介します。

01

この記事で分かること

  • 毎回の説明を省く方法が2つ分かる
  • 中小企業の実務でそのまま使える例が6つ分かる
  • 無料でどこまでできるかが分かる

02

覚えさせる方法は2つある

Claude には、毎回の説明を省く仕組みが2つあります。

覚えさせるもの使いどころ
プロジェクト資料と前提案件・業務ごとに分ける
スキル作業の手順同じ作業を繰り返す

プロジェクト:資料と前提を置いておく

案件や業務ごとに、部屋を分けるイメージです。Anthropic公式には、こう書かれています。

プロジェクトを使用すると、独立したワークスペースを作成でき、各ワークスペースには独自のチャット履歴とナレッジベースがあります。

その部屋に、資料をアップロードしておきます。さらに「どう答えてほしいか」を書いておけます。

プロジェクト指示の例

・当社は建設業の下請けです
・回答は敬体で、専門用語には短い説明を付けてください
・添付した見積書のフォーマットに合わせてください

次からは、この説明が要りません。

スキル:作業の手順を覚えさせる

毎回同じ手順を貼り付けているなら、それをスキルにします。公式では、こう説明されています。

同じプレイブック、チェックリスト、または複数ステップの手順をチャットに何度も貼り付けるとき

作ったスキルは、スラッシュとスキル名で呼び出せます。

指示文を書くのが難しい場合は、Claude 本体に作らせることができます。「こういうスキルを作りたい」と伝えれば、中身を書いてくれます。

03

中小企業での活用例6つ

① 月末の経費処理を任せる

一番効果が大きい使い方です。

スマホで撮ったレシート写真、スキャンしたPDF、ネット注文のスクリーンショット。形式がバラバラのまま1つのフォルダに入っている状態から始められます。

このフォルダの中身を整理してください。

・経費に関係するものだけを抜き出してください
・日付・店名・金額・費目を、一覧の表にしてください
・経費と関係ないファイルは、別に分けてください

関係のないファイル(会議メモなど)が混ざっていても、仕分けます。

② 会議メモから、報告書を作る

添付の会議メモをもとに、部長向けの報告書を作成し、
Wordファイルとして出してください。

そのままファイルの形で出てきます。チャットからコピーして貼り付ける必要はありません。

③ 報告書と売上データを、1つの資料にまとめる

報告書と売上データを統合した月次レビュー資料を作成し、
PowerPointファイルとして出してください。

複数のファイルをまたいで、1つにまとめられます。

④ 自社の書き方に合わせた文章を作る

過去の提案書やメールを、プロジェクトに入れておきます。

プロジェクトに入れておくもの
・過去の提案書 3件
・よく使うメールの文面
・社内で使っている用語の一覧

次からは「A社に提案書を」と書くだけで、自社の書き方に近いものが出ます。

一般的なAIに書かせると当たり障りのない文章になりますが、過去の資料を読ませると変わります。

⑤ 資料のチェックを、決まった基準でやらせる

「文章品質チェック」のようなプロジェクトを作っておきます。

プロジェクト指示の例

以下の観点でチェックしてください。
1  1文が長すぎないか(40字を目安)
2  専門用語に説明があるか
3  数字の根拠が書かれているか
4  誤字脱字

毎回この基準を打ち直す必要がなくなります。

⑥ 画面を見せて、操作を手伝わせる

Chrome の拡張機能を使うと、Claude が画面を見ながら操作を手伝います。対応していないサービスでも、画面を見て進められます。

ただし、この使い方は注意が要ります。6章に書きます。

04

無料でどこまでできるか

この記事の内容は、ほとんど無料でできます。

無料版
プロジェクト使える(最大5つ)
スキル使える
ファイルのアップロード使える
Word・PowerPoint での出力使える

公式が明記していること

プロジェクトはすべてのユーザー(無料のClaudeアカウントを持つユーザーを含む)が利用できます。無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます。

スキルについても、Free プランを含む全プランで利用可能と記載されています。

有料版で変わること

主に1日に使える回数です。機能そのものが増えるわけではありません。

まず無料で試して、制限にぶつかってから考えてください。

05

向いていない使い方

① 一度きりの作業

覚えさせる手間のほうが、自分でやるより長くなります。繰り返している作業から始めてください。

② 数字の正しさが決定的な作業

請求金額や決算数値など、間違えられないもの。必ず自分で照合してください。

経費処理も同じです。出てきた一覧は、必ず元のレシートと突き合わせてください。

③ 画像や動画を作りたい場合

Claude では作れません。ChatGPT や Gemini を使ってください。

④ Microsoft 365 や Google Workspace を使っている場合

そちらに付いているAIのほうが、社内のファイルと噛み合います。Claude は、どちらも使っていない会社に向いています。

06

入れてはいけない情報

基本の考え方

✗ パスワード・APIキーなどの認証情報
✗ 顧客名簿をそのまま貼り付ける
✗ 個人アカウントで、会社の重要な情報を扱う

画面操作をさせるときは、特に注意

Chrome の拡張機能で操作を手伝わせる場合、ログインした状態の画面を見せることになります。

・ログイン情報そのものは渡さない
・重要なシステムでは使わない
・何をしているか、画面を見ながら確認する

評価ボタンを押さない

答えの下にある「良い/悪い」のボタン。押すと、そのやり取り全体が確認の対象になります。

社内資料を扱っているときは、押さないでください。

07

よくある質問

プロジェクトとスキル、どちらから始めればいいですか

プロジェクトからです。資料を置いて指示を書くだけなので、すぐ作れます。

無料版でも、ファイルを出力できますか

できます。Word や PowerPoint の形で出せます。

会社で使うには、法人プランが必要ですか

無料や個人プランでも使えますが、会社の情報を扱うなら法人向けプランをおすすめします。入力内容の扱いが契約で決まります。

Claude は日本語が得意ですか

文章の質は高いと評価されています。ただし、必ず自分で確認してください。

何から試すのがよいですか

毎回同じ前提を打ち直している作業を1つ選んで、プロジェクトにしてください。それだけで違いが分かります。

08

まとめ

毎回同じ指示を打ち直しているなら、それを Claude に覚えさせてください。無料でもできます。

今日やること

1  毎回同じ説明をしている作業を、1つ選ぶ
2  プロジェクトを作って、名前をつける
3  関係する資料をアップロードする
4  「どう答えてほしいか」を書いておく
5  次から、短い指示だけで頼んでみる

無料版でも、プロジェクトは5つまで作れます。

Microsoft 365 や Google Workspace を使っている会社は、そちらのAIを先に検討してください。社内のファイルと噛み合います。

社内のどの作業から手をつけるべきか迷っている場合は、AI活用のページからご相談いただけます。

09

出典

  • Anthropic「プロジェクトとは何ですか?」(2026年8月27日確認)

https://support.claude.com/ja/articles/9517075

  • Anthropic「Use skills in Claude」(2026年8月27日確認)

https://support.claude.com/en/articles/12512180-use-skills-in-claude

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小さなことでも構いません。何を作るか決まっていなくても構いません。

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