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AIはどれに課金すべきか|4つの違いと、課金しなくてよい場合

「ChatGPT Work という名前を見かけたが、普通のChatGPTと何が違うのか分からない」 「エージェントと書いてあるが、何をしてくれるのか想像がつかない」

こうしたご相談をいただくことがあります。

ChatGPT Work は、画面の中で答えるAIではありません。これまで人が手で運んでいたところまで、やるAIです。

この記事では、何が変わったのか、実際に何ができるのかを、具体例で整理します。

01

この記事で分かること

  • 普通のChatGPTと何が違うのかが分かる
  • 実際に何ができるのか、8つの具体例で分かる
  • 自社で使うべきか、まだ待つべきかを判断できる

02

ChatGPT Work とは何か

カーナビと、運転手のちがい

一番分かりやすい説明を紹介します。

これまでのChatGPTは、カーナビでした。道順は教えてくれます。ですが、実際にハンドルを握って運転するのは自分でした。

ChatGPT Work は、運転までします。

これまで、何を人がやっていたか

たとえば、会議の内容から報告資料を作る場合を考えます。

これまで
  1  ChatGPTに聞く            → AIがやる
  2  出てきた文章をコピーする  → 人がやる
  3  PowerPointを開く          → 人がやる
  4  貼り付けて整える           → 人がやる
  5  メールに添付して送る      → 人がやる

ChatGPT Work
  1〜5 まで通してやる

AIの答えを、人が手で運んでいた部分がなくなります。

公式の説明

OpenAIは、こう書いています。

ChatGPT Work は、より長く、込み入った作業のためのエージェントです。情報を調べて分析し、連携したアプリやファイルをまたいで作業し、完成した文書・表・スライド・レポート・サイトを作ります。作業中の進み具合を追いかけたり、質問に答えたり、方向を変えたり、重要な操作を承認したりできます。

いつ出たものか

2026年7月9日に発表されました。まだ新しい機能です。

普通のChatGPTは、そのまま使えます

ここが一番の不安どころだと思います。

これまでのチャットは、そのまま残っています。使い方も変わりません。画面の上にあるタブで切り替えるだけです。

Work は「入口が1つ増えた」だけです。短いやり取りは、これまでどおりチャットで済みます。

03

無料では使えません

先にお伝えしておきます。

公式には、Free と Go を除く有料プランに提供されると記載があります。

法人向けの料金

1人あたり月額
標準シート¥3,050
プレミアムシート¥15,250

プレミアムシートは、標準シートの5倍の使用量が使えます。5時間ごとの制限もありません。

同じ会社の中で、混ぜて契約できます。よく使う人だけプレミアムにする形が取れます。

使用量の消費が早い点に注意

この種の機能は、裏側で何度もファイルを読んだりWebを調べたりします。普通のチャットより、使用量の消費が早くなります。

すでに有料プランを契約している場合は、追加費用なしで試せます。

04

できること8つ

① フォルダの中から、必要なファイルを探して読む

パソコンにフォルダを1つ用意して、その場所を教えます。すると、中にあるファイルを自分で探して読みます。

「添付の会議メモを元に、報告用の文書を作ってください」

ファイル名を指定しなくても、フォルダの中から自分で探し出します。

「あのファイル、どこかにあったはず」という状態でも使えます。

② ExcelやPowerPointを開いて、直接書き換える

デスクトップアプリ版では、ExcelやPowerPointを実際に開いて操作します。

画面の中で答えを出すのではなく、ファイルそのものを書き換えます。

これまでは「出てきた文章をコピーして、自分で貼り付ける」必要がありました。そこがなくなります。

③ 会議メモから、スライドとメールまで通す

実際に使われている流れです。

1  会議のメモを渡す
2  報告用の文書にまとめさせる
3  そのままスライドにさせる
4  メールに添付する下書きまで作らせる

指示の例です。

「作成したメモとスライドのファイルをGmailに添付して、
  指定の宛先に報告のメールを作ってください」

送信する前に確認が入ります。問題なければ、そのまま送れます。

④ CSVを渡して、売上をまとめさせる

売上データのCSVファイルを渡して、分析と資料化を頼む使い方です。

「6か月分の商品別売上データから、
  傾向をまとめたレポートを作ってください」

集計だけでなく、そこから資料の形にするところまで通せます。

⑤ 決まった時間に、自動で動かす

一度設定すると、決めた時間に自分で動きます。

「毎週月曜日の朝8時に、先週のニュースを3件にまとめて教えてください」

一度だけ、繰り返し、条件が変わったときだけ、といった指定ができます。

⑥ 覚えさせて、次回から同じようにやらせる

一度作った形を、ファイルに保存させておけます。

「今後も同じようにまとめてほしいので、
  この内容をファイルに保存しておいてください」

次回からは、そのファイルを読ませるだけで同じ形で出てきます。

毎月の報告書のように、決まった形のものを繰り返し作る場合に効きます。

⑦ 作ったものを、Webページの形で出す

文書だけでなく、Webページの形で出すこともできます。社内で共有したいときに使われています。

⑧ やったことが、記録に残る

作業中、何をしているかが画面に表示されます。終わったあとも、どんな手順で作業したかが残ります。

初めて使うときに、何が起きているか分からない不安が少なくなります。

05

始める前に、これだけは

使い始めるときに、2つだけ守ってください。

権限は「デフォルト」から始める

設定画面で、動ける範囲を選べます。

デフォルト     決めたフォルダの中だけ。外に出るときは、その都度確認
自動レビュー   AIが自分で確認しながら進む
フルアクセス   確認なしで動く

迷う必要はありません。デフォルトから始めてください。

使ってみて「毎回確認が出て面倒だ」と感じたら、そのときに広げれば十分です。逆の順番は取り返しがつきません。

元のファイルではなく、コピーを入れる

ファイルを直接さわるということは、間違えたときに書き換わってしまうということでもあります。

作業用のフォルダを作り、そこにコピーを入れてください。

06

向いていない使い方

① 一度きりの作業

指示を書く時間のほうが、自分でやるより長くなります。繰り返している作業から始めてください。

② 数字の正しさが決定的な作業

請求金額や決算数値など、間違えられないもの。使ってはいけないわけではありませんが、必ず自分で照合してください。

③ 社内に確認できる人がいない状態

出てきたものを判断できないまま社外に出すのが、一番危険です。

④ 短いやり取りで済む用件

普通のチャットのほうが早く済みます。わざわざ Work に切り替える必要はありません。

07

注意すること4つ

① 自動で動く設定は、見ていないところで動く

決めた時間に動く機能を設定すると、自分が画面を見ていないときにも動きます。何をさせるかを決めてから設定してください。

② 外部ツールをつなぐと、扱う範囲が広がる

GmailやGoogleカレンダーなどをつなぐと、そこにある内容まで扱えるようになります。便利ですが、範囲は広がります。

③ つないだデータは、OpenAI側に渡る

これは他のAIサービスと同じです。入れてはいけない情報の考え方は変わりません。

④ 1回目の出力を、確認せずに社外に出さない

実際に使うと分かりますが、1回目の出力は長すぎたり、根拠が曖昧だったりします。

条件を足して直させてから使ってください。

「1スライド1メッセージにしてください。
  文字は箇条書き中心にしてください」

08

よくある質問

これまでのChatGPTは使えなくなりますか

使えます。これまでどおりです。画面の上のタブで切り替えるだけで、どちらも使えます。

パソコンにインストールが必要ですか

ファイルを直接さわらせたい場合は、デスクトップアプリ版が必要です。ブラウザ版でも使えますが、パソコンの中のファイル操作には向きません。

会社のパソコンで使えますか

会社の管理者が制限をかけている場合があります。管理者にご確認ください。

Claudeにも同じような機能がありますか

あります。文章のニュアンスを重視する場合は、そちらも試して比べてください。

何から試すのがよいですか

毎月・毎週やっている、決まった形の作業から試してください。一度きりの作業には向きません。

09

まとめ:使うべきか、まだ待つか

ChatGPT Work は、画面の中で答えるAIではありません。これまで人が手で運んでいたところまで、やるAIです。

いま試したほうがよい場合

すでに有料プランを契約している
毎月・毎週やっている決まった作業がある
出てきたものを確認できる人が社内にいる

追加費用なしで試せます。

まだ待ってよい場合

無料版を使っている
AIをまだ日常的に使っていない
確認できる人が社内にいない

無料でできることが済んでから、こちらに進んでも遅くありません。

繰り返している作業のうち、どれを任せられるか分からない場合は、AI活用のページからご相談いただけます。

10

出典

  • OpenAI「ChatGPT Business - Release Notes」(2026年8月27日確認)

https://help.openai.com/en/articles/11391654-chatgpt-business-release-notes

  • OpenAI「ChatGPT 料金プラン」(2026年8月27日確認)

https://openai.com/ja-JP/chatgpt/pricing/

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